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範馬刃牙(バキ)
はんまばき(ばき)
- 流派
- トータル・ファイティング
- 必殺技
- ゴキブリダッシュ、トリケラトプス拳、剛体術
- 身長
- 168cm
- 体重
- 71kg
- 勝率
- 0.634 (全93試合 59勝15敗 0引分け19無効試合)
範馬勇次郎の息子。モデルは格闘家の平直行。 幼少から勇次郎に格闘技の英才教育を受け、地下闘技場に15歳でデビューし、無敗でチャンピオンになった。トータルファイターである。 最大トーナメント(最トー)の入場32番目。入場実況は「若き王者が帰ってきたッ、どこへ行っていたンだッ、俺たちは君を待っていたッッッ、範馬刃牙の登場だーッ」 大相撲との地下闘技場決戦の入場実況は「地上最強の少年から地上最強の男へッッ。反論覚悟で今はそう言い切るッッ。唯一無二ッッ。王者ッ、範馬刃牙ッッ」
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範馬刃牙(バキ)の対戦相手や決め技を紹介します。
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | |
---|---|---|---|
グラップラー刃牙 地下闘技場編 | |||
勝利 | 決め技:空手技 | ||
決着つかず | 決め技:突きをかわしながら拳にキス | ||
勝利 | 決め技:上段蹴り | ||
勝利 | 決め技:拳の握り潰し(未遂) | ||
勝利 | 決め技:ゲンコツ | ||
決着つかず | 決め技:次々と投げられる | ||
勝利 | 決め技:右膝へのキック | ||
敗北 | 決め技:こめかみを指で軽く叩かれ昏倒 | ||
決着つかず | 決め技:予告攻撃によるホンモノの空手をレッスン。勝負はつかず | ||
勝利 | 決め技:攻撃すれどもノーダメージの刃牙に戦意喪失 | ||
勝利 | 決め技:剛体術 | ||
グラップラー刃牙 幼年編 | |||
勝利 | 決め技:襟首を掴み背中越しに投げ(寸止め) | ||
勝利 | 決め技:顔面に飛び掛かってラッシュ。最後は頭突き | ||
勝利 | 決め技:金的蹴りで立ち膝になったところへ、顔面への右ミドルキック | ||
敗北 | 決め技:袋叩き | ||
勝利 | 決め技:体罰に動じない刃牙に戦意喪失 | ||
勝利 | 決め技:フロントスープレックス | ||
勝利 | 決め技:パンチラッシュ。最後は右アッパー | ||
勝利 | 決め技:左ハイキックから背負い投げ | ||
勝利 | 決め技:下手出し投げでたたらを踏ませ、顔面に右パンチ | ||
敗北 | 決め技:打ち下ろしの右 | ||
敗北 | 決め技:ゴングで後頭部をぶん殴る | ||
勝利 | 決め技:口内への打ち下ろしの右 | ||
勝利 | 決め技:ナイフを歯で噛み折る | ||
勝利 | 決め技:耳をちょっと引きむしる | ||
勝利 | 決め技:弾薬切れ(体力切れ) | ||
敗北 | 決め技:リア・ネイキッド・チョーク | ||
敗北 | 決め技:Cs(セシウム)ガスの催涙スプレー | ||
勝利 | 決め技:金的蹴り | ||
勝利 | 決め技:リア・ネイキッド・チョーク | ||
勝利 | 決め技:左ハイキック | ||
勝利 | 決め技: | ||
勝利 | 決め技: | ||
勝利 | 決め技:指による頸動脈絞め | ||
勝利 | 決め技:胴廻し回転蹴り | ||
勝利 | 決め技:胴廻し回転蹴り | ||
勝利 | 決め技:胴廻し回転蹴り | ||
勝利 | 決め技:後ろ回し蹴り | ||
勝利 | 決め技:胴廻し回転蹴り | ||
決着つかず | 決め技:刃牙を噛んだ後、逃走 | ||
決着つかず | 決め技:通りがかった花山が決着をつけた | ||
勝利 | 決め技:マウント・ポジションをブリッジで軽々と跳ね返され戦意喪失 | ||
勝利 | 決め技:指一本で攻撃を何度も受け流され、戦意喪失 | ||
勝利 | 決め技:柔道技で投げようとするも全く動かず戦意喪失 | ||
勝利 | 決め技:濃硫酸をぶっかけるがかわされ戦意喪失 | ||
勝利 | 決め技:投げっぱなしジャーマン | ||
勝利 | 決め技:左ボディ・ブロー | ||
敗北 | 決め技:胴回し回転蹴りからグラウンドパンチ連発 | ||
勝利 | 決め技:リアネイキッドチョーク(裸絞め) | ||
勝利 | 決め技:尻もちをついた相手の顔面へ寸止め足刀 | ||
勝利 | 決め技:転んだ相手の顔面へ、寸止め下段回し蹴り | ||
決着つかず | 決め技:必殺のリアネイキッドチョークを破ってからの土下座 | ||
勝利 | 決め技:虎王 | ||
グラップラー刃牙 最大トーナメント編 | |||
勝利 | 決め技:胴回し回転蹴り | ||
敗北 | 決め技:張り手 | ||
敗北 | 決め技:後頭部への頭突き | ||
勝利 | 決め技:金的蹴り | ||
勝利 | 決め技:金的蹴りの寸止め | ||
勝利 | 決め技:ジャンピング・バックドロップ | ||
勝利 | 決め技:右ハイキック | ||
勝利 | 決め技:フロント・ネックロック | ||
バキ 最凶死刑囚編 | |||
決着つかず | 決め技:決着つかず | ||
決着つかず | 決め技:逃亡 | ||
敗北 | 決め技:空掌 | ||
決着つかず | 決め技:梢江をさらって逃亡 | ||
決着つかず | 決め技:警察が来たためシコルスキーが逃亡 | ||
決着つかず | 決め技:刃牙の渾身のアッパーがまるで効かず | ||
決着つかず | 決め技:オリバが邪魔に入り決着つかず | ||
決着つかず | 決め技:梢江を連れて逃亡(勝たなくていい。守れりゃいい) | ||
バキ 中国大擂台賽編 | |||
勝利 | 決め技:寸止めカウンターをことごとく合わせて、実力差を思い知らせる | ||
勝利 | 決め技:毒が裏返った後、右アッパー。止めの左フックは敬意を込めて寸止め | ||
決着つかず | 決め技:顔面を無造作に掴み、壁に叩きつける | ||
勝利 | 決め技:カウンターの右ストレート → 左アッパー → 左背足による廻し蹴り | ||
バキ 神の子激突編 | |||
勝利 | 決め技:アライの乱入による反則(乱入が無くてもスリーパーホールドでアライJr.は既に失神していた) | ||
範馬刃牙 実戦シャドーファイティング編 | |||
勝利 | 決め技:尻を引っぱたく | ||
勝利 | 決め技:鳥VS昆虫の戦いに持ち込んでのラッシュ | ||
範馬刃牙 超絶!! 監獄バトル編 | |||
勝利 | 決め技:顎の先端をかすめるキックで失神させる | ||
勝利 | 決め技:所長のサングラスを割り、射撃手6名のボタンを奪うことで、刃牙の戦闘能力の高さを見せつけ、ワガママをおし通した | ||
勝利 | 決め技:真正面から真後ろへの押し切り(最後は顔面への頭突き) | ||
範馬刃牙 野人戦争(ピクル・ウォーズ)編 | |||
決着つかず | 決め技:刃牙の左ハイキックをものともしない | ||
敗北 | 決め技:笑顔でボディに蹴り | ||
敗北 | 決め技:最後は技術を使用 | ||
範馬刃牙 地上最強の親子喧嘩編 | |||
勝利 | 決め技:エア夜食のちゃぶ台返し | ||
刃牙道編 | |||
敗北 | 決め技:刃牙の右足首を掴み、素振りの要領で後頭部を地面に叩きつける | ||
敗北 | 決め技:エア斬撃による袈裟懸け | ||
敗北 | 決め技:煙幕で目をくらませて背後に回り、短刀を後頭部に突きつける | ||
決着つかず | 決め技:勝負つかず | ||
決着つかず | 決め技:刃牙は渋川の攻撃をいなし、避ける | ||
勝利 | 決め技:徳川寒子と連携し武蔵の魂をあの世へ帰す | ||
バキ道編 | |||
決着つかず | 決め技:最後は突き出し(掌底突き)。明確な決着はつかず | ||
決着つかず | 決め技:宿禰は徳川光成の御眼鏡に適い、稽古は終了 | ||
勝利 | 決め技:カウンターのアゴへの掌底 | ||
勝利 | 決め技: |
名言・セリフ
範馬刃牙(バキ)が語ったといわれる言葉。人柄や戦いのなかの心情が見えてきます。
- 「仮にあなたがこの世で1番弱い生き物だったとするなら、俺は2番目に弱い生き物でいい」
- 父である範馬勇次郎に伝えた言葉。
- 「歯医者ギライだけあって攻撃が甘いや」
- テンプレートを使用することで攻撃力を30%アップする末堂に対して、歯医者に通いパーフェクトナチュラルパワーを自負する刃牙。 先制攻撃は末堂の隙を見つけた刃牙の飛び蹴りだった。
- 「スパーリングなんてかったりィこと言わないでさァ、真剣やろうじゃない真剣!」
- 人のいいボクシング部の顧問を無下に扱う高山の不遜な態度に、刃牙の堪忍袋の緒が切れた。
- 「格闘技にはアマチュアのアンタなど想像もつかない世界がある」
- 左ジャブの速さを自慢するボクシング部の高山に対して、刃牙は冷酷に言い放つ。
- 「どーしてかな、テーピングを終えるころには全身がムズ痒くなってきて、対戦者(あいて)を八ッ裂きにでもしたくなるんだ」
- 「必殺技の1つや2つで勝てるなんて思わないでほしいな。ここは地上最強を決める聖地(ところ)だからね...」
- 鎬との試合を前にして。
- 「一発放ったあとは反撃の備えもクソもない、格闘技のセオリーもとっぱらった...!こういう...イッパァアアツ」
- 刃牙は夜叉猿との戦いにおいて、対人用格闘技テクニックの限界を感じ、捨て身の攻撃に転じる。
- 「つッ...強いッッッ、かなうワケねェッッッッ」
- 安藤を助けようした刃牙だが、夜叉猿にパンチ一発で吹っ飛ばされた。
- 「飼いならされた裸の子猿が今、山野(やま)に放され実力(ちから)を思い知らされている」
- 夜叉猿と安藤の戦いを目の当たりにして、野生の圧倒的な実力に刃牙は心から畏怖した。
- 「ワルいけどボクシングは格闘技としてあまりにも不完全すぎる」
- ボクシングの世界チャンピオンであるユリーを前にして刃牙はこう言い放った。夜叉猿との命をかけたやり取りに勝利した刃牙のなかで、格闘技への価値観は変わった。理由は「グラブをハメる、蹴り技がない、組み技がない、投げ技がない、極め技がない、以上の理由で君らは闘技者として不完全」とのことである。
- 「さあ闘(や)ろうぜ、好き者同士カッコつけてンじゃ...ンねェェッッッ」
- 花山のヤクザ事務所を襲撃した刃牙は、いきなり左ハイキックを花山に食らわせた。
- 「喧嘩ってやつァ試合とは違う。条件が悪いほどオモシロい...暗くって...狭くって...キケンなものがそこらじゅうにあったりするとサイコーだ。そして見物人は多いほどいい!」
- 刃牙は、己を今にも襲撃しようとする花山をあえて人が多いゲームセンターに誘い込んだ。
- 「ごたいそうにそんなぬり絵を御開帳したところでなんのダメージにもならんぜ」
- 花山が自身の背中の入れ墨「任客立ち(おとこだち)」を披露するも、刃牙は逆に挑発をした。
- 「鋼鉄の拳でもよォ、指一本ずつならこの拳でも壊せる」
- 花山が圧倒的な握力で繰り出す拳に苦戦する刃牙だが、闘いのなかで、襲いかかる鉄拳の小指だけを狙い打つという打開策を見出した。
- 「いいさ嫌われたって。オレたちは親子じゃねェか」
- 勇次郎との闘いの後、刃牙は殺された母・江珠の死体をおぶって町を歩き、最後の母との時間を過ごした。
- 「ああいうことが好きなんだ...大の男2人並べて、さァどっちが強ええんだ?...みたいのが...ね」
- 最大トーナメントという違う世界を目の当たりにしてショックを受ける梢江にかけた言葉。
- 「男子(おとこ)はね、誰でも一生のうち一回は地上最強ってのを夢みる」
- 有名な台詞。全文は以下。「男子(おとこ)はね、誰でも一生のうち一回は地上最強ってのを夢みる。程度の差はあるけどね。これは誰でも見る。けれど誰もがそれをどこかであきらめてゆく。兄弟喧嘩に敗けたとき、ガキ大将に出逢ったとき、父親の拳骨の痛さを知ったとき...。99.9999999...ぐらいの人達は途中で他の夢にいっちゃうんだ。けれど、ほんの一握り...何があっても、誰に出逢っても、大人になっても、決してこの夢をあきらめない人たちがいる。バカバカしいけど、今日ここ(最大トーナメント)に集まった選手達は、そんな夢見る男達だ。」
- 「アンタじゃムリだ、オレがかわる」
- 夜叉猿Jr.に苦戦する加藤の肩に手をかけた刃牙。加藤は「なんだこの手...まさか「アンタじゃムリだ、オレがかわる」...なんて言いだすんじゃねェだろうな、刃牙ちゃん」と怒りに震えながら刃牙に問うと、刃牙は冷徹にこう答えた。「アンタじゃムリだ、オレがかわる」と。
- 「そんな蹴りや手刀じゃ奴らを昼寝から起こすこともできない」
- 刃牙は、夜叉猿Jr.相手に加藤の実力不足を冷静に指摘した。
- 「敗けるよ」
- 控室で愚地克己と一触即発になる刃牙。そんな刃牙に対して、克己の次戦の相手・花山薫は「俺の獲物だぜ」と詰め寄る。 刃牙は花山に対して、克己との試合は結果が見えてると言い放つ。
- 「スゲェ...顔面を脳天に叩きつけたよ」
- 最大トーナメントの暴走族・柴千春と柔道・畑中公平の異色対決。 顔面を相手の頭部に叩きつけるという、破天荒な攻撃に、地下闘技場チャンピオンの範馬刃牙はこうつぶやいた。
- 「誰にことわって勇次郎に手ェ出してんだよォッ」
- ジャック・ハンマーの試合後、乱入した勇次郎とジャックの小競り合いが始まりそうになったところで、刃牙まで入ってきて乱戦模様となった。刃牙は以下のように続ける。「てめェなんかにこの男と闘う権利があると思ってるのかよッッッ」
- 「兄は弟の、父親は息子の...成長を認めたがらないものなのかもね...」
- 鎬紅葉と鎬昴昇の試合中、兄・紅葉は弟の実力を「トーナメントを勝ち抜くことは出来ない」と低く評価した。 試合を観戦していた加藤は、昴昇と実際に対戦したことのある刃牙にコメントを求めたところ、刃牙はこう答えた。
- 「盤面この一手」
- 将棋の言葉。刃牙の込めた意図は以下。「死んじゃうのかも知れない...。けれどこういう人生(プロセス)を歩んだ以上...勝算があろうがなかろうが、この局面ではこの手を打つしかないんだ」。
- 「取るに足らない17年だけど、オレの人生はこうするしかない」
- 最大トーナメント第2回戦に挑む刃牙は、梢江に対して固い決意を伝えた。
- 「俺と君は今、一対一(たいとう)になったんだ。一度目は君が勝ち...二度目は俺だった...理解(わか)ってくれるかい、俺たちはまだ決着がついていない」
- 範馬刃牙とズールとの試合は、ズールが先勝したあと刃牙が取り返し、期せずして3本勝負で決着をつけることとなった。
- 「キンタマの一個ぐらいどうってこたないだろう、ダメージなら俺にもあるッッッ」
- 勝負を通じて、言葉ではわからないでも意思疎通が出来るようになった刃牙とズール。期せずして三本勝負となった。
- 「おいおい...どういうつもりだよ...殺し合いじゃあるまいしよ...めッ!!」
- 刃牙VSズール戦。血気盛んなズールは、マウントポジションから刃牙の首筋への噛み付いた。刃牙は、マウントポジションから起き上がると、勝負を分ける寸止め目突きを繰り出した。
- 「まだ継続(つづ)いてる...この闘いはまだまだ継続(つづ)いてるんだ...」
- 刃牙は、父・勇次郎との因縁を梢江にはじめて伝えた。
- 「俺だって勝ちてェよッッッッ、俺だってアンタが怖ェェよ!!!」
- 刃牙との試合前に、八百長で勝ちを譲ってほしいと土下座して懇願するプロレスラー・猪狩完至。 すがりつく猪狩をふりはらい、刃牙も心中を告白する。
- 「寝ボケるなよオッさん。アンタそうやって決勝まで登るつもりかよ」
- 範馬刃牙 VS 猪狩完至。 試合前から精神的揺さぶりをかけてくる老レスラー・猪狩に対して、刃牙の堪忍袋の緒が切れた。
- 「ここがどこだかワカッてるのかよッッッ。ここはなァ...最強を決定(きめ)る場所だぜ」
- 範馬刃牙 VS 猪狩完至。 試合前から精神的揺さぶりをかけてくる老レスラー・猪狩に対して、刃牙の堪忍袋の緒が切れた。
- 「ア...リ...ガ...ト...猪狩さんアリガトウ...」
- 猪狩が勝負をかけた卍固めをかけられながら、刃牙は涙を流しながら感謝の言葉を口にした。 その真意はなにか?刃牙は卍固めから易々と抜け出したあと語り出す。「猪狩さん、あなたに心から感謝したい。自分が誰で、何の為にこの世に生まれ落ちて、そして何をしなければいけないかを...母の姿を見て改めて思い出しました」
- 「そんな猪狩さんとぜひプロレスをしてみたい」
- 範馬刃牙VS猪狩完至戦もいよいよ終盤。 スイッチがあらためて入った刃牙は猪狩の土俵に乗ろうとする。 全文は以下。「あなたからは本当に多くを学ばせてもらった。勝ちたいのならなにをすべきなのか、どれほどのことをしなければならないのか、そんな猪狩さんとぜひプロレスをしてみたい」
- 「こ...ッ、これほどの...ッ、これほどのものか中国拳法ォッ!!!」
- 空手界の最終兵器(リーサルウェポン)である愚地克己を瞬殺した中国拳法・烈海王の底知れない実力に、刃牙は愕然とした。
- 「古流柔術対策...本気で考えなきゃね」
- 実戦で完璧に古流柔術を体現する渋川剛気に、刃牙はためいきまじりにつぶやいた。
- 「(試合前に)この勝負、勝ったのは俺だ」
- 最大トーナメント準決勝の範馬刃牙 VS 烈海王。 居場所が不明になっていた刃牙は遂に試合会場に姿を表す。その姿は試合が始まる前にもかかわらず血だらけだった。そして、「勝つ」ではなく「勝った」と言い放った。 のちに理由が明らかになるが、烈海王とのリアルシャドーによるものだった。なお、リアルシャドーは刃牙シリーズでたびたび鍛錬法として登場するが、今回が初である。
- 「リハーサル通りだな、オイ」
- 最大トーナメント準決勝の範馬刃牙 VS 烈海王。 刃牙は、血だらけになるまで烈海王とリアルシャドーをして試合に臨む。リハーサル通りに下段蹴りを繰り出す烈海王に、刃牙は余裕の笑みを浮かべる。
- 「まいったねど〜も。こうまでさ...こうまでリハーサル通りだと...」
- 最大トーナメントの烈海王との試合。 列が裸足で繰り出す足技に、血と吐瀉物を撒き散らしながらダウンをする刃牙。 しかし、刃牙にとってはリアルシャドーで体験した想定内の強さだった。
- 「こうまでリハーサル通りだと...フェアじゃない」
- 最大トーナメントの烈海王との試合。 列が裸足で繰り出す足技に、血と吐瀉物を撒き散らしながらダウンをする刃牙。しかし、刃牙にとってはリアルシャドーで体験した想定内の強さだった。 全文は以下。「多少の喰い違いは覚悟していたんだけど...こうまでリハーサル通りだと...フェアじゃない」
- 「人間(ひと)がリアルに...リアルに思い描くことは実現する」
- 最大トーナメントの烈海王戦。 刃牙は遂にリアルシャドーの謎解きを行う。全文は以下。「ある日を境に幼児は火バシが熱いことを知る。ふざけた大人が熱くない火バシを幼児に触れさせると、火傷したカン違いした幼児は、リアルに苦痛を感じるという。極端な例ではその幼児の手に火ぶくれが生じた記録すらある。思い込みの威力(ちから)だ。人間(ひと)がリアルに...リアルに思い描くことは実現する」
- 「(薬物について)使用(つか)ったらいい。それで強くなれると思ったのなら、迷わずそうすべきだ」
- 最大トーナメント決勝戦直前。 加藤から「バキよ、ジャックは打ってるぜ」と言われて、バキが答えた言葉。
- 「負けない。10年以上も思い続けてきた。より明日強くなるために、今日をもっと。そして、辿りついた今日だ」
- 最大トーナメント決勝戦前。 加藤に「ナメられんぜアイツ(ジャック・ハンマー)は。今日強くなれるなら明日はいらない。そう思い続けてきたんだという。そう思い続けてきたジャックの今日はいつだって重い」と言われて、バキは己の強くなることへの価値観を静かに述べた。 この回のタイトルは「第339話 今日対今日」である。
- 「へ...ッッ、幸福者(しあわせもの)が...曲がった性根叩き直したるッッッ」
- 最大トーナメント、兄・ジャックハンマー戦。 ジャックの母・ジェーンと勇次郎と因縁についてジャックは語る。「止め(とどめ)を刺されることなく、戦士としての生き方を全うできなかった、母ジェーン。あまつさえ己の身を護る為の盾として使用される屈辱ッッ。その母の無念!!! 誰が知る!!! 誰が知る!!! 」 しかし、刃牙は自分の母・朱沢江珠を想いながら、兄を幸福者(しあわせもの)と言い放つ。
- 「よくしゃべりやがんなァ、こいつ。母ちゃんだ父ちゃんだと、ええおい」
- 最大トーナメント、兄・ジャックハンマー戦。 ジャックが母・ジェーンと父・勇次郎との因縁などについて考えを整理しながら語ったりいたところ、刃牙は不意打ちの右ハイキックを叩き込んだ。 さらに挑発的な言動をする刃牙に、ジャック・ハンマーは激昂する。
- 「もっと純粋に...ファイトを...楽しめッッッ」
- 最大トーナメント、兄・ジャックハンマー戦。 ジャックが母・ジェーンと父・勇次郎との因縁などについて考えを整理しながら語ったりいたところ、刃牙は不意打ちの右ハイキックを叩き込み挑発的な言動をする。 刃牙の本当の思いは「もっと純粋に...ファイトを...楽しめッッッ」だった。
- 「視神経を...プツッとね(ハート)」
- 最大トーナメント決勝戦、バキVSジャック・ハンマー。 試合は最終盤をむかえ、ジャックの噛みつき(バイティング)により、バキは上腕動脈をやられ、なおも猛攻を受ける。 渋川流古流柔術(合気)により、刃牙をダウンさせとどめの噛みつきを繰り出そうとしたジャック。しかし、ここで刃牙が繰り出した起死回生の反撃技は、なんと鎬昴昇の紐切り。 かつての対戦相手の技により、ジャックの左目の視力を一時的に奪うことに成功する。 何が起こったのかわからないジャックは動揺を隠すことなく「なにしやがったッッッ」と叫ぶが、刃牙は対照的にいたずらが成功した少年のようにおどけながら答えた。
- 「兄さん...これ...最後の技です...。この技を最後に俺...倒れます...その時 あなたが立っていたなら...あなたの勝ちだ!!!」
- ついに最大トーナメントの決勝戦もいよいよ最終局面。 刃牙はジャックの噛みつきにより致命傷を与えられ、戦える残り時間は1分を切った。 刃牙は最後の技に入る前、兄に穏やかに語りかける。そして、刃牙は全力でフロント・ネックロックに入った。
- 「みんなアリガトウ。俺...もっと強くなります」
- 地下闘技場最大トーナメントに優勝した範馬刃牙。 試合会場から引き揚げるバキの表情は浮かなかったが、敗れ去った29名に笑顔で「チャンプ!」と讃えられ、バキは涙を流しながら新たな決意を固める。
- 「選手たちの折れた歯や爪...この闘技場のどこの土を掬っても、きっと...」
- 遂に終わった地下闘技場 最大トーナメント。チャンピオンとなったバキは、観客もいなくなった闘技場の土を掬うと、そこには歴戦の証があった。
- 「もう沢山だ...!!! もうこりごりだ...!!! 幾度もそう思ったハズなのに...もうこんなに闘いたい」
- 遂に終わった地下闘技場 最大トーナメント。チャンピオンとなったバキは、観客もいなくなった闘技場にひとり佇む。闘技者の折れた歯や爪が混じった土握りしめながら、バキは闘争への欲求をおさえられなくなっていた。
- 「でもオレ...猛獣に勝てる人間だったら何人か知ってます」
- 珍しい、バキの授業シーン。 あくびをするバキを注意する先生は、ねちっこくバキを注意する。 「いいかバキ、この世の中は全て筋肉の力ではなく、脳の力で動いてンだよ。オマエがいくら速く走れたってオートバイにはかなわない。オマエがいくら力が強くたって車一台持ち上がらない。オマエがいくら泳げてもパワーボートの10分の1のスピードも出やしない。オマエがいくら跳べてもハングライダーの真似はできない。違うかバキッッ」 そう問われたバキは猛獣に勝てる人間がいる、と真面目に答える。 ちなみにこの直後に、ドイルが教室に乱入してくる。
- 「卑怯とは言うまいね」
- 学校で始まった最凶死刑囚・柳龍光と、地下闘技場闘士・バキ&渋川剛気の戦い。 渋川剛気は機転をきかせ、バキとの急造タッグで柳龍光を圧倒しようとする。
- 「今夜オレの部屋こいよ」
- 梢江に向けての言葉。
- 「てめェは...踏み込んじゃならねェ領域に踏み込んだ」
- 「現実ゥ? どーしたよ、それが」
- 「(コキ...コキッ)ラウンド3ィ」
- 「誰がパンツはいていいッつッた」
- 全裸のシコルスキーを急襲した刃牙は、パンツを履くことすら許そうとしなかった。
- 「そのままだ。フリチンのままでいいんだよ、おめェは」
- 全裸のシコルスキーを急襲した刃牙は、パンツを履くことすら許そうとしなかった。
- 「開始(はじ)まってンだぜ、とっくに...。不用意に間合(エリア)に踏み込むンじゃねェよ」
- 「あ〜....喋りながら喰らったンで、舌 噛んじまったか」
- 「どういう意味かな。言ってることがワカらねェや」
- 梢江が隣にいながら、花山に「その娘が...欲しいのか...。それとも...オンナが欲しいのか...。どっちだ...」と問われ、刃牙は怒りを抑え込みつつ困惑した。
- 「まるで歯痛のように...なにをしていても梢江が消えない」
- 「ヤッてやるさ...ッッ、何を!?」
- 「趣味 悪過ぎるぜ。倅の情事、のぞき見るなんてよォ」
- 「俺は今まで一度だって...世界最強なんて夢見たことないぜ。親父より...範馬勇次郎より少しだけ強けりゃいい。あとはいらない」
- 「(梢江の加勢呼びかけに)ありがとうな。危くなったらたのむわ」
- 「苦手だよ...痛いのは」
- 「痛ぇだろ、愛がねェとな」
- 「この2人じゃ俺は倒せない。これは自信と言うより予感だ。そして予感より確かなものだ」
- 「ホラよ、間合(エリア)だぜ。モタモタしてっと...ヒネり潰すぞ♡」
- 「歯ァ喰い縛れいッッッ」
- 「“敗北をプレゼント”どころじゃないぜ。足腰立たなくなるまでブッ叩くッッ」
- 「べつに...いいんだけどね、強くなくても。自分を守り...そして、もう1人」
- 「逃げよ♡」
- 最凶死刑囚の柳龍光とシコルスキーをあと一息まで追い詰めながら、刃牙は梢江を連れて逃亡した。
- 「勝たなくていい。守れりゃいい」
- 「ここで交わした約束...もう誰にも負けない...って。いったい今日まで...幾度 負けたことか...」
- 「なんだか...軽いやァ」
- 柳龍光の毒手が、李海王の毒手によって解毒され裏返った。
- 「身体がね...あんたをヤッちゃえって...」
- 「李海王さん、理由はなんであれ、動機はどうであれ、俺が今こうして立っているのはあなたのお陰です。以前にも増し、以前にも増して力強く立っていられるのは、あなたのお陰です」
- 「アンタさ、ほんっ...とに優しいのな」
- 烈海王に向けた言葉。
- 「してェ...。試合してェ〜...」
- 「(勇次郎は)強い!!! 本当に強い...。誇りたくなるほど...」
- 「“上には上がある”という言葉が、あなた(勇次郎)の前ではまるで空しい!」
- 「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」
- 非常に有名なセリフ。全文は以下。「ボクシングには蹴り技がない...。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」
- 「ボクシングには蹴り技が存在します」
- 「究極の力...対 究極の理。究極の剛 対 究極の技。究極の暴力 対 究極の武」
- 範馬勇次郎と郭海皇の対戦について。
- 「弛緩と緊張の振り幅が打力の要。ならばあり得る! あのバカげた打撃力も納得できる!」
- 「これが範馬勇次郎だッッ」
- 「老人...? バカ言ってるぜ...。相手はキャリア140年の超武術家だぜッッ」
- 「勝てるとか、勝てないとか、そういう次元のハナシではない。やれる理由もやれぬ理由も無限に用意できる。だからやる...。時期が来た!!!」
- 「人に話せるほどリッパなハナシじゃない。醜い親子喧嘩だよ」
- 「勝つからヤル、負けるからヤラない。そういう闘いじゃない」
- 全文は以下。「勝つからヤル、負けるからヤラない。そういう闘いじゃない。誰かより強いとか弱いとか、もうそんなことには興味がないんだ」
- 「親父...俺と闘ってくれ。その試合を最後の防衛戦とし、俺という物語の締め括りとしたい」
- 「俺は地上最強を目指しちゃいない」
- 「親父がもし地上最弱の生物なら、俺は二番目に弱い生物でいい」
- 「(小学生に)今から...親友(だち)だ」
- 「てきとうとハンパは違う」
- 「すッッ...ッぱいッ。人体の不可思議。君らの口にはレモンもウメボシもない。なのに口の中は唾液でいっぱいだ」
- 「全地球全生物 統一無差別級チャンピオン。ライオン トラ 象 シャチ、癌細胞だってかなわない」
- 「蟷螂(かまきり)だ。こと闘うという一点において昆虫はプロ中のプロだ。猛獣なんてめじゃない」
- 「彼(カマキリ)こそが闘いの専門家(プロ)だ。古代中国拳法でも蟷螂の闘法から蟷螂拳を創造(つく)りあげたことはあまりにも有名だ。打撃、抑え込み(グラウンド)、咬みつき、凶暴性、なにをやらせても超一流。非の打ちどころのない完全格闘家だ」
- 「創造(つく)れるんだ。体重100キロの蟷螂(かまきり)との試合が創造れるんだ!!!」
- 「相手が...相手が誰であれ、人であれ、猛獣(けもの)であれ、昆虫(むし)であれ、やることは同じ...。やれることは決定(きま)ってる。普通に...フツーに戦闘(たたか)う!!!」
- 「でもヤルッ。なにが起こってもヤルッ。なにも起きなくてもヤルッッ。急所も弱点もクソもねェッッ。ヤレることをヤルッ」
- 「合衆国アリゾナ州立刑務所。そこへ収監してもらいたい」
- 「お二人がともに...サイコーの好敵手(ライバル)として、強敵として、ここに出逢ったことを心から祝福...って、テメエら俺を嘗めてンのかよッッッ」
- 自分を無視して昂るオリバとゲバルを前に、バキは激昂した。
- 「黙って聞いてりゃよう、喧嘩だけが残っただの、誰がために戦うだの、戦うために何が必要だの、何もいらねェだの、イチャイチャと...ノロけてンじゃねェェッッ」
- 自分を無視して昂るオリバとゲバルを前に、バキは激昂した。
- 「これからだッッ、ゲバルはここからだ!!!」
- 「今日は見逃してやる。飯喰って出直してこいッッッ」
- 「バカバカしい...。世界一 自由でなければ自由を感じられない...って、なんて不自由な男だい。カワイソ...」
- オリバに向けての言葉
- 「アレ...? ...?? ...なんか...溶けてね...? 俺。液化して...ドロドロに...そして...トロトロに...まるで...水のように...いや...もっと柔らかく...水よりもっと柔らかい...もっと広がり...ついには...ここいっぱいに...」
- 「なめたらイカンぜよ。一流に二度も同じ手を使うなんてよォ」
- 「いいだろ、もう。秘密兵器ごっこはもうやめだ。小細工を弄して勝ったところでさほど意味はない。このままじゃ物体(もったい)ない。アメリカ合衆国最強、ビスケット・オリバに勝つってことは、そういうことじゃない。殴り合おう」
- 「ワカっていることが一つある。オリバに勝つ、それは、技術(わざ)で勝つ、頭脳(ちえ)で勝つ!!! 違う...どっちも違う...ッッ。オリバに勝つ...って、そういうことじゃない。100キロも重いオリバに勝つ、それは腕力(ちから)で...真正面から...真正面だけ...防御(にげ)ずに...真後ろへ...押し切る...ッッ。向こうの壁へ、壁の向こうへ」
- 「うん...わかったよ...わかった...。もう...嘘はつけない...。惚れているんだ(ピクルに)」
- 「五体を...武器と化す。そんな人生を歩む烈さんが身体の一部を失った。大事件です。なのにあなたは失った脚ではなく、心の有り様に苦しんでいる。その苦しみ、どうか誇ってください」
- 「烈海王という類稀な武術家。大国 中華人民共和区にとっての宝です」
- 「烈という言葉の意味。烈、はげしい、はなはだしい、そして、道にはずれない。あなたそのものだ。あまりの高い技術に目を奪われ見落としてしまいそうだけど、烈さんの真の価値は、その精神性の高さにこそある」
- 「勝つではない、倒すではない、喰う! なんてステキな奴なんだッッ」
- 「たった一パツで親友だ」
- 「超えられる...? あの領域を...このままでは決して行けぬと予感していたあの領域へ、アイツ(ピクル)とならば超えられるッッ」
- 「たまんねェな、烈ちゃん」
- 「なんか...ウマいじゃん、これ。ワルいね、なんか。マジ、イケる。何の肉? (ティラノサウルスの肉である)」
- 「ピクル...君は進化した。君は今...生まれて初めて、食べる為にではなく、誇りを守護(まも)る為に格闘(たたか)うんだ!!!」
- 「両膝が巨大な岩を支えてるようだ...ッッ。潰れちまいたい!!!」
- 「俺のために祈ってんじゃねェェッッ」
- 「ごめんな...ピクル...。君に...気を遣わせた...。俺から仕掛けておきながら...俺から誘っておきながら...君に気を遣わせた...(と、投身自殺さながらの30メートルダイブ。着地は何故か体育座り)」
- 「何億歳だか知らんが...歳上だからってさ...気ィ遣ってんじゃねぇよ...」
- 「ピクル...すまない...不本意だけど...チョト...ヤラシイことするぜ...」
- 2度の30メートル落下からのショックから回復していないバキが取った手は鞭打であった。
- 「一つだけハッキリしていることがある。範馬勇次郎の強さ。否定のしようもない、徹頭徹尾 非の打ち所がない。それはある意味、信用とさえ言える。あの背中を追ってきた。あの拳に準備(そな)えてきた。あの迅さを想定(おも)ってきた。だから躱せる。これなら躱せる」
- 「やっぱ...言わなきゃならねェんだよな...。勝負はここからだ...?」
- 「アリガトウな、ピクル...。その変身、その変貌。最大級の評価...友情と受け取った」
- 「君の傍に...君の間合い(エリア)に...どこにも行かない...。この距離...この場所で...友情に報いるッッ」
- 「これが技術...これが進化だッッ。俺たちは格闘技を手に入れたッ。何も捨てちゃいないッッ。ここは一歩も譲らねェッッ」
- 「古から受け継がれる闘争(たたかい)の技術。俺の中に生き支えている」
- 全文は以下。「何をもって闘う...? 何をもって支える...? 技術(わざ)だろッ、始めた記憶がないほど、遠い過去から積み上げた技術。苦痛に耐え、磨き、育み、挑み、闘った...ッッ。無意識な拳の握り。さりげない足の配置。自然に任せた呼吸。見るともなく見渡す眼付け。古から受け継がれる闘争(たたかい)の技術。俺の中に生き支えている。生き残る為に生まれた技術が、守護(まも)る為に研磨(みが)かれ、憎悪(にくしみ)で育まれ、悲しみで継続(つな)がれている。手放せない、この連鎖」
- 「投げ出してみる...。放りだしてみる...。ピクルの間合(エリア)へ...。闘争(たたかい)の真ン中へ...」
- 「拳は...打つのではなく、既に打ち込まれていなければならない。そう...敵の動きに応じ、勝手に導かれていなければならない」
- 「苦痛(いた)い!!! 痛い!!! 激痛(いた)い!!! 苦痛(いた)い!!! 辛苦(いた)い!!! イタい!!!」
- 範馬勇次郎の鞭打を喰らったバキの感想。
- 「いかがですか父上...。あなたの息子があみ出した蜚蠊(ゴキブリ)タックル...ッすッッ」
- 「範馬勇次郎自ら演じる「勇次郎拳」」
- 「そう...「型」の目的地は、いつだって実戦性」
- 「身の丈を越える達成感と等身大の動揺...。二つ我にあり!」
- 「フザケンナよ、親父ィッッ。このまま終わる気じゃねェだろなッッッ。認めねェぞ、そんなこたァッッ。逆転してみろッッッ。それが範馬勇次郎ってもんだろがァッッ」
- 秘技・虎王により、己の下で地面に這いつくばる勇次郎にかけた言葉。
- 「嫌じゃないさ、範馬を生きることは」
- 「そう俺は正真正銘 範馬の子。努力しても努力しても、努力以上が手に入っちまう」
- 「親父の面倒は俺が見る!!! (と、強烈すぎるボディブローを父に叩き込む)」
- 「防御の一切を忘れろ。重心を前足 拇指球へと集めろ。打ち込むことだけに集中しろ...。その他一切を濁りとしろ。己の全存在を乗せた“拳”は全てに勝る。通用するもしないもない。思う必要すらない。“強さ比べ”ってな、そういうもんだぜッッ」
- 「打ってるのか...? 俺は...。打ち返されてるのか...? 俺は...。せっかくの触れ合いじゃないか。“打つ”ように打ったんじゃ勿体ねェよ...。そう...抱擁(だき)しめるようにね、打ち込むんだ...」
- 「ここにある動かし難い現実。他に何が要ると...? この人は宮本武蔵だ」
- 「聞いたことがあるッ。武蔵は切りたての青竹を、ただの一振りでささらにする! 風圧と! 握力で!」
- 「俺のは閃光(ひかり)より迅いぜ!!!」
- 「平成に生きる俺に...戦国時代の頂点(トップ)中の頂点が、二刀流(とっておき)で向き合ってくれる...。嗚呼...なんという贅沢!!!」
- 「恐怖より好奇! 続行(つづ)けなけりゃ不謹慎てもんでしょ!!!」
- 「「型」とは...身体を動かす順序ではない。「技」...「技」が要求する身体の動き、理想とする身体の動きを探る。俺は動けているか...? 俺の動きは...「理」に適っているのか...? 「技」の訴える要求に対応(こた)えられているのか...?」
- 「全部使用(つか)ったらいい。計算違いを思い知らせる」
- 「もういい...なんだっていいッッ。「毒」だっていい...ッッ、「爆薬」だっていい...ッッ。どんな「手」を使ったっていいッッ。生き延びちまってくれッッ、本部さん!!!」
- 「どーする...? 守護(まも)られちまったわ...」
- 「不見識でした。お見それしました(と、本部に頭を下げる)」
- 「アンタやっぱりアマチュアだァッ」
- 「ヒュルルルルルル、ヒョウ!!」
- 「CHU♥」
- 「あんた(高山)、デビュー戦のファイトマネーは先生の入れ歯代だぜ!!」
- 「モニターのせいかな...。遅いんだ...ひどくね。オレの記憶にあるユリーは これの5倍は迅かったハズなんだけど...。これじゃまるでスローモーションだ...」
- 「ブチのめして勝つんじゃない...。この世から葬り去るんだ」
- 「もう...幾日サボってんだ? トレーニング...。剣豪武蔵は「特訓」の日々を送ってるワケじゃない。「普段通り」を生きてるだけだ...。ならばこちらも対等だ。「特訓」は無しだ! なのに...デカくなっている。胸が...肩が...腕が...脚が...足が...肉体(カラダ)が、「備え」を解いていない」
- 「たとえば...いきなり殴り掛かられたら、蹴り込まれたら、掴み掛かられたら、ましてや斬り掛かられたら。想像(おも)う その刹那(とき)には、身体がもう反応している。包囲(かこ)まれたら、囲まれて、斬り掛かられたら、へェ〜...俺はこう動くのか...」
- 「(武蔵は)「求道者」とは上べの擬態。この人は史上最悪の反則魔だぜ。どう取り締まろうが、正々堂々、正々堂々(フェアプレー)を踏みにじってくれるってッッ」
- 「嗚呼...この状況が好きだ...。培った全てを出すしかない...。他の選択肢の一切が閉ざされている。すなわち手にしてる全てを出していい」
- 「斬り結ぶ...太刀の下こそ地獄なれ...一足進めば...後は極楽也...」
- 元は宮本武蔵の言葉といわれている。
- 「いや...。...あの...まいったな...。道半ばンとこ...ほんっとワリィんだけどさ、それ...あっちでやってもらえないかな。以前(まえ)にね、武蔵さんが居たっつーか...漂ってたっつーか...現世(ここ)じゃない、あっち(と、天を指す)」
- 「本当は...皆が怖れつつも皆が期待していた。皆が挑発を催した。そしてやはり確認せずにはいられなかった。その「剣」の威力を、冴えを、もっと云うなら...“残虐非道振り”すらも。俺たちも同罪です」
- 「この国家(くに)はこの国らしく振る舞い、武蔵さんは武蔵さんらしく振る舞うしかなかった」
- 「こんなチビの「お相撲さん」はいやしないよ。ただ、「神話」の領域にある...あの立ち会い。あの「死合い」をスモウと云うのなら、或いは俺も「力士」と呼べるかもね」
- 「(宿禰に)ぶつかり稽古だぜ。稽古を続けるのか止めるのか、胸を貸すのか貸さぬのか、決定(きめ)るのは胸を貸す側、このケースでは俺だ。余計な心配せんでいい。かかってこい」
- 「(宿禰の耳元で)効いちまってる。(ボソ...)キリ上げてやろうか...?」
- 「完成しきった200キロのガタイにこんなチビが胸を出す。妖術だって魔術だってなんだって駆使(つか)うぜ」
- 「相撲は進化していない。どの競技にも見られる「進化」が相撲には見られない。何百年経ようが、スタイルに変化が生じない。それが何を意味するか。対峙する相手が何であれ、変化(かえ)る必要がない」
- 「(炎との試合後)開始(はじ)まってすぐ...敏捷(はや)さで遅れを取った。初めての事態(こと)だ。最後の最後まで、貴方はデカくて怖かった...」
- 「ボクの格闘技修行は父にコンクリートに叩きつけられるところから始まりました...」
- 「そうやって立ちあがるしかない...。そう...格闘家ってのはそうやって前へ出るしかない。前へ出て...前へ出て...つんのめったらくらいつきゃあいい」
- マウント斗羽への言葉。右膝が壊れ、意識も混濁しながらなお攻撃を続けようとするマウント斗羽に、刃牙は敬意を持ってとどめを刺そうとする。 全文は以下。「そうやって立ちあがるしかない...。そう...格闘家ってのはそうやって前へ出るしかない。前へ出て...前へ出て...つんのめったらくらいつきゃあいい。斗羽さん...あなたやっぱり偉大な格闘家(グラップラー)だ」。
- 「こと格闘技において、彼(勇次郎)は常に成長期にある」
- 「質も量もケタ外れの殺傷本能...。彼(勇次郎)にとっての殺傷本能は食欲や性欲と同じです。たとえ一日でも人を殺傷せずにはいられない...」
- 「気の毒だけど、どの攻撃もまったく効いちゃいない。そんなの一晩中続けたって無駄だぜ」
- 鎬紅葉戦での言葉。刃牙が不敵になったシリーズ最初のセリフと言ってもよい。
- 「はい芽はこんなものか...。カツオのキャラメルもよし...。玄米50%、大麦25%、小麦25%...と。主食はこれで十分だ...。次はオカラだ。こうしてフライパンでいって水分を抜いておけば軽量化できる。納豆よしッ、乾燥貝柱よしッ、スキム・ミルクよしッ、乾パンよしッ、いりこよしッ、アスコルビン酸よしッ、わかもと よしッ。ぜんぶよしッッ」
- 「知ってるかい。耳ってやつァ、後から前に向かって引きむしってやると案外カンタンに取れちまうもンなんだぜ...」
- ユリー・チャコフスキーの妹・ニーナを風俗に売り飛ばして、損失の回収をもくろむ帝王ボクシングジムの会長に、範馬刃牙を仕置きをする。 ちなみに「昔、弓道の初心者が弓を射るとき、弦でよく耳を落としたらしい...」という豆知識も披露している。
- 「オレは花山さんとの間に絆を感じている。この思いはユリーさんとのスパーリングでも夜叉猿との試合にも感じとることができた。生まれてたった13年だけれど、最強の親父に憧れ今日までやれる限りの全てをやった。ここにきて気付きはじめた...。オレが最強を目指してきた真の解答は、その絆の中にあり...そしてそれは...親父とは違う」
- 「手首の一つや二つ...ッ、くれて...ッッやるッッッッ、ワケねェだろこの...急所オタクがッッ(フェイントから顔面に肘打ちを叩き込む)」
- 「いいレッスンだったぜ...。正々堂々の反則技...これこそが戦場の正統派(ストロングスタイル)だ。なア、センセイ...」
- 「生まれ変わってやるさ。今からバリバリの正統派だ」
- 刃牙の言う「正統派」とは、正々堂々の反則技を厭わない「戦場の正統派(ストロングスタイル)」のことである。
- 「ワクワクするゼェ...。自分が狙われるってのが、こんなにスリリングで楽しいなんてよォ。これがよォ、闘争(たたかい)ってやつなんだよなァ。原点は殺し合い」
- 「この、スカンクやろう」
- 「てめェら、勇次郎と張り合うなんざ100年早ええ」
- 「アレ!? ...ッッ、身体が勝手に...ッッ、勝手に反応してるッッ。何万ダースも繰り返した動きを勝手に...ッッ。オレの身体...こいつら...ッッ、こいつら裏切っちゃいないッッ」
- 「不自然に筋肉を発達させたおかげでよォ...10年以上も身体ァイビリ続けたおかげでよォ...こんなに元気でいられるぜエェッッ」
- 「肉体を苛めるな」というガイアの主張への切り返し。
- 「やっぱりそう...。敗者にかける言葉なんかあるハズがない...」
- 「武道家ってのはさ、こーゆーときは不便ですよね。どんなに闘うことを拒否しても、襲われたときには身につけた技術(わざ)で闘うしかない」
- 「(実の母親・江珠に)もしオレが...勇次郎(あいつ)を倒したなら、オレのこと愛してくれますか」
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バキ・刃牙の面白さがいろいろな角度で伝えられるように。試合勝敗や名言をいろいろ紹介。バキ・刃牙をもっと深く知る
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